奨学金は借金なのか自己投資なのか
学校で奨学金を学費に当てた方も相当多いのではないでしょうか?
自分の周りにも数名そういった同級生もいました。
以前から問題になってる奨学金返済についてのこんな記事がありました。
奨学金返せず 40歳で自己破産(2015年2月10日(火)掲載) - Yahoo!ニュース
この方は家庭の都合と病気が重なってしまったみたいですね。
まず現状、ざっくりですが私大文系の学生だと4年間でおおよそ400万円位、国立文系だと250万円前後かかります。
私大の理系だと500万円前後というところでしょうか。
更に予備校にいった場合や、受験料、別途かかる参考書等も加味すると結構な額になりそうです。
大学進学率が過去最高の48%、東京は63%…学校基本調査2014 | リセマム
進学率に関しても、大体半分を超えてる感じで、東京に至っては60%を超えてますね。
どんだけ大学行ってんだよ!って話ですね。
奨学金の種類
さて、奨学金には有名どころだと、日本学生支援機構の第一種奨学金と第二種奨学金があります。
利息:年利3%を上限とする利息付(在学中は無利息)
第二種奨学金の利率は経済・金融情勢により変動しますが、法令により年3%を上限とすることが定められています。
また、在学中は無利息です。
はい。
無利子にせよ有利子にせよ、金利の少ない借金ですね。
学生の頃、僕は相当なアフォ学生だったので「奨学金借りたらめんどくせーバイトとかしなくていいなww」とか考えていましたww
僕の知人もこの第二種奨学金を借りてました。
まあ正直金を借りたんなら、「返す」「自己破産する」覚悟が必要だとは思うのですが、幼少時代から大人になるまでお金の事は所謂「授業で教えてくれないことシリーズ」に分類されるんですよねえ。
初のお金の判断が数百万?
もし身近な大人がお金の事を普段からそれなりに教えてあげていなければ、いきなりの判断が数百万の借金になるのでかなりヘビーなものになりますね・・・。
多分僕なら「大丈夫!絶対かえせるから〜!だって何年も後の事っしょ〜」って能天気に言ったのだろうと思います・・・w
税金とかもそうだけど、自分で調べるしかないですねwwああ、なんて世知辛いんだ!ww
さて、そもそも大学には借金をして通う価値があるものなのでしょうか?
もちろん絶対大学じゃないとできない事があり、それを実現させる為には通う必要があるというケースも多々あるでしょう(資格系だったり)
ただ、今時本気で学びたいならネット上や図書館で普通の学部生が学べる以上の事が学べますね。
一応授業を公開してるところもあるし。
なのでほぼほぼ学問をしにいく場ではなく、大卒という資格を得るだけの為に通う学生がほとんどですね。
昔もだと思いますが。
昔ながらの勝利の方程式
で、多分ほとんどの人が①勉強をする②良い大学に行く③良い会社に行く④勝ち組
みたいな方程式をなんとなくでも植え付けれてきたのではないでしょか。
確かに大卒が応募条件の会社なんていっぱいありますからね。
でも実際のところ、超リアルに大学に行く理由を説明できる人ってあんまりいないんじゃないかなあと思います。
僕自身、4年間のらりくらりの時間が過ごせたからいろんなこと考えられた期間、程度にしかとらえてませんし。
結局周囲だと、フリーターがたまに試験勉強して、サークル活動してる程度の生活な学生が大半でした。
冷静に考えると、そんな生活のために数百万円をちょろっと借りるってすごい事ですよね・・・。
効果のあるかわからないモノをウン十年ローン契約するみたいなものですw
僕もきっと、奨学金を借りないと行けない環境だったら楽天的に「まあ大人になったら返せるっしょ!」ってノリで借りていたと思いますし。
ぼくらのお金に対する無防備感なんてそんなもんだと思ってます。
それに大学なんて世間体で行くOR行かせるって家庭も多いかと思うので、社会の仕組みや大衆の価値観が変わらない限り、奨学金に頼らざるをえない人って減らないと思うんですよね。
ご利用は計画的に
一般的なイメージだと「(就職とかの為に)将来を考えて借りる」だと思うのですが、正直そこまで考えてる人の方が少数なのかなという個人的な印象です。
ただ実際ガチで自己投資という意識を持って借りないとただの借金になります。
なかなか社会や大衆が変わるのは時間がかかるので、奨学金を借りる際はまさに「ご利用は計画的に!」ですね。
在学中の行動も変わってきて、借金から投資に変わる瞬間がくるかもしれません。
また、卒業後もお金の勉強ができたと、高い授業料払ったみたいになるかもしれません。
奨学金も成績優秀者や何か実績だした学生には免除とかあればいいのにね!
それにしても僕もお金の勉強しよう、マジで。。。